首の痛み2

首の痛み総合

痛みの要因

首の痛みは頚椎部に問題が起きることで発症する事が多く、首の後から痛みや違和感が出ていき、時には激しい痛みに発展することがあります。また首から肩へ、そして腕に至っては痺れや感覚障害が起きることもあります。
特に、加齢に伴い、頚椎の構成要素の1つである椎間板が劣化することで、症状を誘発するケースが多く見られます。
また神経の圧迫具合によっては、下半身にまで影響が及び歩行困難や排尿排便困難に至ることもあります。

頚部脊柱管狭窄症

背骨(脊椎:せきつい)の中心には脊髄と呼ばれ、それに続く馬尾神経(ばびしんけい)が通っているトンネルがあり、これを脊柱管(せきちゅうかん)と呼びます。
この部分にカルシウムが沈着したり(黄色沈着や骨化症)、椎間板が飛び出したりして狭くなると、神経を圧迫してさまざまな症状が生じるのです。
たとえば首をまっすぐにすると痛く、ちょっと曲げると楽になったりするときは、この病気の可能性があります。

変形性頚椎症

加齢などによって頚椎の椎間板が変形し、クッション性が失われてくると、頚椎どうしがぶつかって骨棘と呼ばれる骨の突出ができ、椎骨の並びにずれが生じて変形します。
これが変形性頚椎症です。骨棘が神経に触れれば痛みますし、変形によって運動性が失われ、ここからすべり症など他の病気にもつながっていくので注意が必要です。
また、椎間板ヘルニアと併発してることがあります。

頚椎すべり症

すべり症というのは背骨(脊椎)の椎骨(ついこつ)のどれかが前後左右どちらかの方向にずれてしまう病気で、腰に起きれば腰椎すべり症、首の場合は頚椎すべり症となります。
すべり症になるにはいくつかの原因があります。そのひとつが分離症です。これは、椎骨にあるさまざまな突起、具体的には上関節突起、横突起、棘突起などの出っぱりになんらかの無理な力が加わって「ひび」が入り、ずれてしまうことで、ヘルニアと同じようにその部分が神経に触れると痛みます。

そして突起のずれによって椎骨どうしのかみあわせが緩み、横に動いてしまうのがすべり症であり、これによってさらに症状は悪化することがあるのです。したがって、頚椎すべり症も頚椎分離症も、基本的には同じ病気です。
すべり症はほとんどの場合、腰(腰椎)で起きる病気ですが、骨の構造や力のかかり具合が似ている首にも及ぶことがあります。

頚部脊柱管狭窄症や変形性頚椎症も含め、椎間板ヘルニアを併発している可能性があり「腰に起きる病気は首にも起きることがある」と思っていてください。