足の痛み2 肉離れ

足の痛み2

肉離れ

病態

筋肉の部分断裂のことを肉離れと呼んでいます。肉離れはあくまでも俗称であり、正式には「筋挫傷」といいます。
スポーツなど運動している際、急激に筋肉が伸ばされながら収縮することで筋線維や筋肉の表面を覆う筋膜にダメージを負って切れてしまうことを指します。主にふくらはぎや太ももの筋肉に発生します。

症状

急に強い痛みを感じ、痛めたところが動かせなくなります。場合によっては筋線維が切れた瞬間「ブチッ」と断裂音が発生することもあります。ひどい肉離れでは立ち上がることもままならず、体重をかけるだけで激痛が走ります。
また筋線維が切れた部分がへこんだ状態になります(専門的にこのことを「陥凹」といいます)。これは筋肉が切れることで筋線維の連続性が失われたことを意味しています。また痛めた患部は触っただけで圧痛が出ます。
肉離れをして数時間から数日すると、痛めた場所内側が腫れてきて熱を帯びてそのまわりの皮膚は青紫色になります。これは筋線維が切れたことで内出血を起こしたからです(皮下出血斑)。

肉離れの程度にもよりますが、数日間は範囲がどんどん広がって見た目では重症のようにも思われますが、次第に吸収されて色も薄くなり、やがて消えていきます。腫れた状態もすぐに氷などで冷やすことで少しずつ引いていきます。

治療

痛めた直後はすぐにRICE処置を行います。痛めたところを冷やし、できれば整骨院などで包帯などで圧迫・固定することが大事です。1〜3日程度安静にしてください。その間の運動は痛めたところがより悪化し、治る期間も長引いてしまいます。4〜5日くらいから痛めたところは温めていきます。
ストレッチやマッサージなど復帰に向けたリハビリを行います。少しずつ痛みが感じられなくなってきたら軽いランニングや筋肉トレーニングなどを始めていき運動の復帰を進めます。早い人で2〜3週、だいたい5週間くらいで痛めた筋肉もゆっくり修復されます。

痛めた部分は無理をするとクセになるケースもあり、再発の可能性もあります。痛みが完全になくなるまでは急なスタートダッシュやジャンプなどは控えてください。走っていて急に減速するような行為も筋肉に負担を強いるので気を付けましょう。

※スポーツでのケガに関してはこちらのページに情報を載せていますので、あわせてご覧ください。